第301回 事件、事故のあったマンションを売る場合

マンション売却アドバイザー田中徹也

第301回 事件、事故のあったマンションを売る場合

ポッドキャスト(音声)で聞く⇒《音声再生ページ》 『事件・事故のあったマンションを売ることはできるのか?』 まずですね結論から言いますと、何か事件・事故、例えば自殺そういう事があった物件を売ることは可能です。売れないということはありません。 但し、売る場合には必ず売買の時までにですね、買主さんに伝えなければならないことになってます。それで「黙ってれば大丈夫だろう」と言われる方もいるんですけども。 例えば、それを黙って売買をして後で分かった場合、それは損害賠償の対象になる可能性が極めて高いです。 「でも、言わなきゃばれないだろう」ということを皆さん思われる訳ですよ。 ただ、気を付けて頂きたいのは、もし皆さんが言わない。不動産屋さんが伝えない。 売ることを手伝った不動産屋さんが買主さんに伝えなかったということがあったとしても、ご近所の方からそういった話が入ってくるということがあるんですね。 実際にですね、私も今一戸建てを借りて住んでるんですけども、そこに入りまして住みだしてから少ししてですね近所の方から「そこの家はね、昔何回か空き巣が入ってねえ」ってこと言われたんですよ。そんなこと私は聞いてなくて凄く怒ったんですけども、結果としてですね、もうしょうがないという事で今住んでる訳ですけども。 実際には、空き巣もうけてませんので、空き巣に入っても大したもん置いてませんので大丈夫なんですけども。 要するにですね、結局売主さんが黙っていてもばれることです。 「じゃあ、どうすればいいのか」ってことなんですけども、どういう事があったかということを売る時に素直に不動産屋さんにお伝え下さい。 そして、そういうことがあったよということを前提にちゃんと売ること。 そうなると当然、値段というのは厳しいと思います。 「じゃあ、なかなかそんなんじゃ売れないんじゃないか」ということを思われる方もいますけども、確かに売れにくいですけども、そういう事を気にしない方もまたいるんですね。安く買えるとかいうことでですね。 ですので、何かもしかして事件・事故・自殺とかそういったことがあったマンションお持ちの場合で売ろうという時は、もうそれを素直に先に伝えること。 まず伝えるべき相手は不動産屋さんです。 不動産屋さんにしっかり伝えておけば、後は不動産屋さんがそれを買主さんに伝えるかどうかという責任の部分は不動産屋さんが負うことになりますので、まず売主としては何かあった場合は不動産屋さんにちゃんとそれを伝えておくこと。 黙って売ろうとは思わないということを心がけて頂きたいと思います。 今日はですね、『事件・事故そういうことがあった時のマンションの売却どのようにするのか』これについてお話をさせて頂きました。


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