今後マンションの買主が考えるリスク

マンション売却アドバイザー田中徹也

今後マンションの買主が考えるリスク

リスクあるマンションの問題点

東日本大震災の影響で、様々な問題が発生してます。 不動産においても、今後買主側は「震災時のマンションとしてのリスク」を考えなければいけないようになったのです。 特に、今回の地震では原子力発電所がやられました。 それに伴い、今後電力不足が考えられ東京などの首都圏においても計画停電の話があります。 「停電」と言えば「電気が使えない、暗い」なんて簡単に考えてしまいますが今の私たちの暮らしは電気がないと成り立たない。 特に、マンションで住む人にとっては切実な問題です。 もし、停電になったらどうなるか? ・オートロックが作動しない ・電子錠はだめ ・車で逃げるにも立体式駐車場もダメ ・くみ上げ式のポンプが動かないので水もでない。 ・もちろんエレベーターも動かない。 ・オール電化マンションだとガスも使えない。 こういう状況が想定できるのです。 こうした問題は一時的な停電であれば、我慢するか不便さを感じる程度で終わります。 しかし、仮に今回の東日本大地震のような地震の直撃を受ければどうなるでしょう。 建物は耐震構造ですので、壊れることはありません。 しかし、その地震で電気がダメになれば建物が無事であっても高層階の人は現実問題生活できるのでしょうか? 水が出ないので、水を汲みにポリタンクを持って30階降りる。 汲んだ水を持って、30階まで上がる。。。。。 そんな生活できません。 これまで高層階は人気でしたが、今回の震災で一部の人は高層階での生活を見直す人も出てくる可能性もあります。 また、これまであまり人気の無かった1階や2階の物件。 すなわち低層階にも注目が集るとも考えられます。 今回は震災が大きく今後の日本の不動産の「見方」を変えていくと私は思っています。


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