【築年数と売れる価格】関係あるの?

マンション売却アドバイザー田中徹也

【築年数と売れる価格】関係あるの?

築年数が売れ行きを変える?

いますぐ売る必要はないけど、そのうち売りたい。 しかし築年数が古くなるのでどうしよう? このようにお悩みの方がいます。 実際にマンションを売る場合に、築年数が売れ行きに関係あるのでしょうか? ズバリ、「関係ある場合とない場合がある」というのが正解です。 例えばもう築22年のマンション。 来年売れば築23年。 このような場合、売るほうにすれば1年の違いです。 しかし買うほうにすれば「22年も23年もいっしょ」だったりします。 あなたも買い手の立場になって考えてみれば分かりますよね。 「築17年と19年」 「築7年と9年」 こんな場合は、築年数が問題にならないのです。 しかし、次のような場合どうでしょう? 「築24年と25年」 「築9年と10年」 「築10年と11年」 「築5年と6年」 その差は同じ1年なのに、ちょっと気になります。 特に「築9年と10年」なんかは気になりませんか? 築年数において、買い手として気になるのはちょうど5の倍数で築年数が経過するときなのです。 よく、家を買う人ってこんな風に言いませんか? 「そうだな~やっぱり築10年以内の家」とか。 この10年にどんな根拠があるのか? これを明確に答えられる買主さんはいないです。 なぜなら、築10年が11年になったとたんボロボロになったり、壊れたりなんてありませんから。(笑 ただ、なんとな区切りがいいので「10年」という買い手が多いのです。 ですので、売る側の立場で言えば 「築5年以内」 「築10年以内」 「築20年以内」 このあたりの数字は「根拠のない買主のイメージとして差になるところ」だということです。 不動産屋さんに行って「3LDKで、駅近、ペットが飼えて、築10年以内のマンション」こんな風に希望をいう買主さんがいるのです。 築年数そのものが、価格を決めるわけではありません。 しかし、買い手の心理として5の倍数の築年数の変化に敏感なのです。 「でも家はちょうど築8年、来年でも9年だからいいんじゃない、来年売れば」と思われるかもしれませんが、それは正しくないです。 同じような地域で同じような間取り、同じようなタイプ、価格帯であればやはり築の浅いものが好まれる傾向があるのです。 そういうことも考えて、「いつ売ろうか」とお悩みの物件は早めに売却をスタートするほうがいいともいえるのです。 また、早く売り出すことで値段の調整もつけやすいのです。 築年数が売れる値段に関係するかというと、ズバリ、「関係ある場合とない場合がある」というのが正解、そして結局は早く売却をスタートすることが大事だと知っておいてください。


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