第289回 リノベーションはどうすればいいの?

マンション売却アドバイザー田中徹也

第289回 リノベーションはどうすればいいの?

■ポッドキャスト(音声)で聞く⇒《音声再生ページ》 今日はですね、今流行りの『リノベーション』について話をしていきたいと思います。 リノベーションというとですね、中古マンションをリニューアルして、もう完全に中をですね取っ払って、そして完全にほぼ中身を入れ替える形でリニューアルをすることによって少しでもマンションを高く売るという方法なんですね。 これに関して今現在、一般的には不動産屋さんが売主さんからマンションを買い取りまして、それをですねリニューアルして売るという販売方法が一般的にです。 ただ中にはですね、古いマンションをお持ちの方で「これ自分でリニューアルして売ったら高く売れるんじゃないかなあ」ってことでご相談される方が多い訳ですね。 しかしですね、このリニューアル。 これはですね非常に難しい部分があります。 と言いますのは、例えば売主さんとして「こういう風なリニューアルをすれば売れるんじゃないかなあ」「人気が出るんじゃないかなあ」ということでリニューアルして、それがですね当ればいいんですけども、そのリニューアルの内容が買主さんにとっては魅力のないものである可能性があるんですね。 どういう事かと言いますと、個人的な趣味というのが非常に強い訳です。 特に今そういったリノベーションマンションを買おうという方は、やはり非常に自分の趣味・趣向が強い方がやっぱり多い訳です。 ですから、売主さんとして「こういう風にリニューアルしたらいいだろう」ってことでリニューアルをしてしまってお金をかけてしまって売った所、「あれっ、反応がないなあ。何故その反応がないんだろう。」ってことを調べると、どうやらリニューアルをして買いたい人の需要とマッチしてなかったという可能性がある訳ですね。 では、どういう風にすればいいのかという事なんですけども、例えばやり方としましては、自分でリニューアルをしてしまう方法もあるんですけども、リニューアルをせずに「リニューアルしたらこうなるよ」という状況を書類、若しくは絵、若しくはパースにするという方法があります。 どういう事かと言うと、設計屋さんにですね連絡をしまして「この家をフルリフォームした場合、どういう風な形の物ができるのか」そういったプロのリフォーム屋さんのセンスの良いリフォームプランをお金を払って作ってもらって、そして売る時には「今こういう間取りです。でも、プロの方に見て頂くとこういう風な間取りにできるんですよ。こんなリニューアルができるんですよ。」ということをですね現場で見せてあげることですよね。 そして、「このリニューアルするにはいくらぐらいかかるんだよ」という事も一緒に言ってあげることによって買主さんは、「ああ、なるほど。今はこういう風に古い間取りだけど、こういう風にリニューアルしてプラスいくらかければこんな新品みたいな家になるんだ。」ってことが分かる訳ですね。 これをですね、自分でやってしまうとお金も必要になります。 そして、そんだけ高くかけてお金かけたけど売れるかどうか分からない訳ですね。 そういうリスクを背負うのであれば、プランだけをお金をかけて設計屋さん等にして頂いて、そのリフォーム費用も大体出して頂いて、その材料をもって売りに出すということがですね一つの方法かと思われます。 特にですね、売る方においてはですね、なかなか今費用かけれなくてですね、一回売るのも大変だということも多いと思うんですよ。 ですから、そこでお金をバアーッとかけて下手なリフォームをしてしまうよりかは、あくまでプランだけを提案する費用を出すと。 そして、買主さんはそれを見て「いいな」と思うか、「いや、私ならこうする」と思うか。 これは分かりませんので、あくまでリフォームして売るのではなくて、リフォームのプランだけを出すという事でですね「買主さんにとっていいマンションなんですよ」「こういう事が出来るんですよ」という事を提案する。こういう形も考えて頂ければと思います。 今日はですね、「今流行りのリノベーション、どのようにすればいいか」についてお話をさせて頂きました。


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