第267回 売ることを冷静に判断する

マンション売却アドバイザー田中徹也

第267回 売ることを冷静に判断する

■ポッドキャスト(音声)で聞く⇒《音声再生ページ》 今日はですね「マンション売却において冷静に判断をする」という話をさせて頂きたいと思います。 最近ですね、電話相談受ける中で多いのが「いやー、もうマンション売ろうと思ってるんですけどどうしたらいいでしょうか?」という事をですね当然相談受ける訳ですけども、その中でも「もうとりあえず売るんだ」という事だけで相談してくる方が多いんですね。 で、売るつもりでかけてくるんですけども、よくよく話を聞いてみれば売るよりも持ってる方がいいとかですね。そういった事ってあるんですよ。 どういう事かと言うと、まずですね皆様がマンションを売ろうと思った時には「マンションを何故売らなくちゃいけないのか」という理由があると思うんですね。 で、それを達成できないのに売る必要はない訳ですよ。 どういう事かと言うと、この間のお客さんの場合はですね、マンションを売りたいと。 売って楽になりたいという話だったんですね。住宅ローンの返済とかありますから。 但し、問題はそのマンションは人に貸しているんです。 人に貸しているから貸してるままの状態じゃなかなかいい値段で売れないから、どうにかこの方を追い出して売りたいんですという話だったんですね。 で、よくよく話を聞いてみれば売却自体は急いでないという事だったんですよ。 そして、私はその今賃借人さんから家賃をもらっていること、そしてそのマンションを維持管理していく上で必要となる費用、これをですねまず総合的に見ました。 更に、今の入居者を退去させる為に必要な費用、こういった物を計算した時に売主さん は、もう早く今の賃借人に出て行ってもらって交渉して、そして売ろうと思ったんですけども冷静に判断して計算をしてみると今はこの賃借人さんにいてもらっといて、その方が自ら出て行ってから売っても何の問題もない。 金銭的にその方がメリットが大きかったという事が分かった訳ですね。 こういう事からもあるように皆様がマンションを売る時というのは、もう頭で売ったら全てが楽になると思ってるんですけども、売る事は非常に難しい訳ですよ。 思ったように売れない可能性もある。 じゃあ、もしこれが売れなかったらどうなるだろう。売れなくてもこんな方法があるんじゃないか。お金の事はどうだろうか。もし、今売ったらこんだけ費用が必要。 だけど、将来売ればこれだけの費用ですむ。 こういった事がですね、かなりあるんですよ。で、それを判断するのは、やはり専門的な知識において冷静に計算をして判断をする。これが必要となります。 依ってですね、皆様の場合はこうやって私のポッドキャスト聞いて頂いてますからそういったご縁でですね、私の電話相談なり申し込んで頂ければ結構なんですけども、まずですね皆様売るとなった場合に売る理由をしっかり見極めて何故そのマンションを売るのかをしっかり把握した上で冷静に判断しないと結果、「今売るよりも将来売った方が良かった。なんだったら売らなかった方が良かった。」って事もあるということ。 これを良く知っておいて頂きたいと思います。 今日はですね「マンションを売る場合に冷静に判断する」これについてお話をさせて頂きました。


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