第194 回 不動産屋さんの文化の見極め方 その2

マンション売却アドバイザー田中徹也

第194 回 不動産屋さんの文化の見極め方 その2

■ポッドキャスト(音声)で聞く⇒《音声再生ページ》 今日はですね、前々回に引続きまして「電話1本でお客様を大切にする不動産屋さんを見極める方法」これについてお話したいと思います。 それの方法なんですけども、まずはこういった事を聞いてほしいんですね。 「○○町の○○マンションなんですけどもいくらぐらいで売れますか?」という事を聞いてほしいと思います。これでですね値段を即答する不動産屋さん、まあこれについてはですね皆さんの考えでは「いやー、値段がはっきり分かっていていいんじゃないか」って事言われるかもしれないんですけども、ここは非常に疑問点があります。 と言うのはですね、皆様一般の方というのは、我々不動産業者から「これぐらいの値段ですよ」という事言われると、その値段に対してですね非常に信頼感をおきます。 これは当然の事だと思うんですね。 ですので、その値段をスパッと聞いてですね、じゃあ例えば「○○町の○○マンションで○○㎡ぐらいでしたら3千万円ぐらいですよね」って事をパッと言われると。 で、それを聞いたお客さんはまた別の不動産屋さんに電話した。 するとですね、「○○マンションのマンションですか。どういった理由で売りたいんですか」って事をいろいろ聞かれてですね。じゃあいざ、「いくらですか」ってなったら「2500万円です」って言われたと。 「これは一体どんな事なのか」と「さっきの店は3千万と言われたじゃないか」と「で、なんでおたくは2500万円なんだ」って事になる訳ですね。 じゃあこれどちらが正しかったと言うと、やはり売却というのは単純に場所と広さだけで決まるもんではなくてですね売主さんの個々人の状況によって大きく変わります。 ですから、優秀な不動産屋さんであればある程、値段を即答する事はあまりしません。 と言うのはですね、例えば自分が口で口を軽くですね「いやー、3千万円ぐらいで売れますよ」ってなった後に、よくよく調べてみたら2500万円でしか売れなかったとなるとですね確実に信用を失う訳ですよ。 特に不動産の値段と言うのは非常に厳密に細かく調査しないと分からない物ですので、そういった事を簡単に値段を口に出すと言うのは決して私は優秀な不動産屋さんだとは思いません。 ですから、皆様が「いくらぐらいで売れますか?」って事を聞いた時に、じゃあ「一体どのような事が理由で売りたいんですか?」「借金はいくらぐらい残っていますか?」こういった事をですね細かくヒヤリングしないと値段って言うのは言えないんですよ。 ですから、即答する不動産屋さんよりかはですね、まず皆様の状況・希望などをまず最初に聞いて、その上で「じゃあこれぐらいじゃないでしょうか?ただ細かい事は実際にお会いしてお部屋を見せてもらわない事には言えないですけども」というぐらいの不動産屋さんを選び事がいいと思います。 今日はですね、電話一本で不動産屋さんを選ぶ方法」の「その2」と言う事で値段を即答しない不動産屋さんを選ぶという事をお話させて頂きました。


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