Google症で売り損なうのはやめてください。

マンション売却アドバイザー田中徹也

Google症で売り損なうのはやめてください。

売主と買主の価格の乖離(かいり)

最近凄く感じている大きな問題。 それは売主と買主の価格の乖離(かいり)です。 これまでであれば、Aという不動産があった場合。 それを売るときに不動産屋さんに査定を依頼する。 「2,000万円ぐらいですね」と評価される。 売主さんはその言葉を信じて売りに出す。 また、その物件が売りに出たことを知った買主さん。 問い合わせして不動産屋さんに聞く。 「このぐらいの値段は妥当ですか?」と。 すると不動産屋さんは「妥当な範囲ですよ」と答える。 よって物件Aは2,000万円で売買される。 それはこれまででした。 一般素人の売主さん買主さんは、このように「不動産屋さんからの情報」を頼り、不動産の価値を知ることになっていました。 しかし、時代が変わり一般の方でもネットで様々な情報を得ることが出来るようになりました。 便利になった反面、大きな問題がここに発生しています。 それは売主さんも買主さんも自分で不動産の価格をある程度知ることができる。 ということです。 ネットで検索すれば、過去の情報や現在の売り出し情報を知ることができます。 これは一件便利に見えますが、非常に難しい問題もあるのです。 これがどういう問題なのか? 別の業界を例にとってお話します。 「Google症」ってご存知ですか? 「Google症」とは気になる症状をググり(googleで調べ)、奇病や重病にかかったと思いこんだり誤った情報を得たりする人が絶えないということです。 http://slashdot.jp/it/article.pl?sid=10/05/19/0153222 今これが医療の現場で問題となっているのです。 そして不動産業界も今、これを笑えない状況にあるのです。 売主さんは売主さんで情報を集めます。 買主さんは買主さんで情報を集めます。 しかし、集めた情報を公平な目で見ればいいのですが「自分にとって都合のいい情報だけを収集してしまう」という問題なのです。 売主さんは高く売りに出している情報を。 買主さんは安く売りに出している情報を。 そして「私のマンションはもっと高いはずだ!」「え?そんな値段なんて高すぎる」と考え、結果として適正な金額を不動産屋さんから聞いても、納得できない。 そんな状況になっているのです。 ネットで相場を調べること自体決してダメということではないのです。 ネットの情報だけでは分かりえない、価格構成の裏側がネットの情報だけでは分からない。 だから、その情報を鵜呑みにするのは極めて危険なのです。 例えば同じマンションの1室でも ・売り急いでいる人、すぐに現金にしたい人 ・ゆっくり高く売りたい人 ・お金を掛けてがっつりリフォームした人 ・人に貸している状態で売りたい人 ・ローンがたくさん残っている人 このように状況が変われば、当然売値、売り方にも違いがでてきます。 不動産の価格構成は、たくさんの条件が複雑に絡み合っています。 よって、表面的な価格だけでは参考にならないことが多々あります。 しかし、ネット上の情報にはそこまで書いていません。 表面的な金額で自分の都合のいいところだけを、情報として集めてしまいます。 また、マスコミ報道などもいっしょです。 「ヤフーニュースでマンションが凄く売れていると見たのですが・・・。」 地域性、物件の特性が違えば状況は変わるのです。 このように今、売主さんも買主さんも情報を得られることで、「売主の価格」と「買主の価格」に大きな隔たりが出てきています。 実際にこんな話もあります。 私の知り合いの不動産オーナー。 前から売りに出していたのですが、ぜんぜん売れない土地がありました。 あるとき、ポンっと買い手が現われました。 提示してきた条件は、我々プロがみてもいい条件。 本当に売主さんのためだと思い、「これなら売っても大丈夫です」と提案しました。 しかし、売主さんはこういいました。 「いや、今ニュースで不動産の状況も変わってきていると言ってるから、強気でいきたい」と。 私は言いました。 「そのニュースで取り上げられている物件とオーナーの物件では属性が違いすぎます。」 アドバイスをしましたが、結果としてオーナーは首を縦に振りませんでした。 結果、それから3年になりますが、その不動産は売れずじまい。 当時買主さんからもらっていた購入希望金額の6割程度でも売れないでしょう。 ようは、そのオーナーは自分にとって都合のいい情報だけに目を奪われ、本質を見逃し結果として売りそこなった(損した)のです。 あなたにはそんな状態になって欲しくはありません。 こうした時代にまず大切なことは、「あなたと、その物件の本当に適正な価値」を知ることです。 その手段として、私との電話相談などをご利用いただくことをオススメします。

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