あなたが選ぶマンションは勝ち組ですか?負け組ですか?

マンション売却アドバイザー田中徹也

あなたが選ぶマンションは勝ち組ですか?負け組ですか?

今の時代、マンションを買い替えをするなら「値下がりのしにくいマンション」を買わなければいけない。 では具体的には「どんなマンションが値下がりしにくいのか」 これについて3つのポイントがあります。 1、立地 2、位置 3、売れ行き   1の立地と2の位置については前回お話させていただきました。 http://www.e-ubl.net/mailmaga/mm090413.html 今回は3の「売れ行き」という話をします。 「売れ行き」って何?と思われるかもしれませんね。 もうちょっと補足して言うと 【住み替え先に検討しているマンションの売れ行き】 ということです。 住み替え先のマンションに一生死ぬまで住み続けるとお考えであれば、なにも問題ありません。 但し、将来僅かでも「また住み替える」「買ったマンションを売る」可能性があるのであれば、気をつけてほしいことなのです。 特に新築の分譲マンションを検討しているのであればなおさらです。  まず住み替え先のマンションの売れ行きが非常にいい。 この場合は安心です。   しかし住み替え先のマンションの売れ行きが悪い。 この場合は要注意となります。 なぜでしょう? そもそも新築マンションと言うのは、マンションの分譲会社がマンションを作る前の段階で「市場調査」を行います。 これはマンションの分譲会社が自社で行う場合もあれば、販売会社を通して調査することもあります。 そして「価格」や「売れ筋の面積」などリサーチした上で販売します。 ですので、基本的には売れるのです。 売れるから事業として行われているのです。 こうしたリサーチを繰り返したうえで作られる新築マンションですが昨今市場の悪化で売れにくくなっています。   しかしこうした市場の中でも売れているマンションはあります。 ようするに、「売れるマンションと売れないマンションの2極化」です。 売れないマンションは値段をどんどん下げたり、オプションをつけて販売をしています。 最近ではアウトレットマンションと言われる大幅値下をしたマンションが好調に売れているというニュースも聞きます。 しかしここでよく考えておかなければいけないことがあります。 あなたが住み替え先として検討しているのは 「勝ち組マンション」でしょうか? 「負け組マンション」でしょうか? 安さに飛びつき大幅値下をしたマンションを買うのは確かに魅力です。 しかし将来あなたが売るときになって   「新築の時でさえ、『マンション分譲会社のようなプロ』が売るのに苦労した」 そのマンションが中古になったときスムーズにいい値段で売れると思いますか? 逆に買主になったつもりで考えてみましょう。 「あー、このマンション確か売り出しの時、売れなくて大幅に値下されたマンションだったよな~」と思えば厳しい目で価格を考えますよね。 このように、住み替え先を検討する場合は、そのマンションの「売れ行き」がどうなのかをしっかり見極める必要があるのです。 中古マンションの場合であれば、そのマンションの新築時の売れ行きはどうだったのか? 特に築10年~2.3年の物件であれば 「マンションが売れた時代に新築分譲されたマンション」です。 この時代のマンションで「長い間売れてなかった」となれば要注意です。 以前神戸市須磨区のMさんは「広い面積が売れない地域」なのに、「広い面積の部屋」を買って売却に苦労されました。 購入時の話を聞いてみれば 「この広い部屋は最後まで売れ残っていた一室だった」 とのことでした。 これからあなたが住み替え先を考えるのであれば、必ず新築であれば「売れ行き」を、中古であれば「新築時の売れ行き」や「今の売主が買ったときの状況」をよく聞いて 将来売れやすい勝ち組マンションを選んでくださいね。 もし値段が高めでも、将来の苦労や値下がりを考えば、マンションの買い替えをするときは、勝ち組マンションを買うことをオススメします。


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