第284回 誰の意見を尊重するのか?



第284回 誰の意見を尊重するのか?

■ポッドキャスト(音声)で聞く⇒《音声再生ページ》 今日はですね『助言の怖さ』これについて話をしたいと思います。 皆さんがですね例えば、「マンションを売ろう」「不動産を売ろう」またはですね「家を買おう」という事もあると思うんですよ。 こういった時に皆さんはお友達であるとかご家族、親戚に相談すると思うんですね。 すると、こんな答えが返ってきます。 例えば、家を売る場合であったら「何も今、この景気の悪い時に売らなくてもいいんじゃないの」と言うわけですね。また別の方に聞くと、「えっ、売るの?なんで売るの?せっかくいい物件なのに。」ってこと言うわけですね。 かと言って、例えば司法書士とかですね特に税理士さん。 お金のプロだと思うことで税理士さんに相談すると、「ああ、その値段で売るんですか。でも、その値段というのは土地の評価は入ってますけど、建物の評価入ってないんじゃないですか。」というようなですね意見を沢山頂きます。 こういった意見なんですけども、正しいかどうかっていうことをですね、よく考えて頂きたいんです。と言いますのは、皆様がこれから家やマンションを売ろうとする。 その時にアドバイスを求める相手なんですけども、その方が不動産の専門家かどうかということです。例えばですね、こんな話があるんですよ。 以前、私がですね兵庫県の芦屋ってありますよね。 芦屋にある一棟の事務所ビルがありました。 あるオーナーさんは「金銭的な理由でこの建物を手放したい」ということ言われたんですね。私が所謂、市場価格。ほんとにその高すぎず、安すぎず。 所謂、今の状況と将来性を考えたらこれぐらいの値段だよっていう値段がある訳ですよ。 これで売りに出した所、買い手がついたんですよ直ぐに。「良かったなと。こういう条件で今買ってくれる人なかなかいないよ」って話だったんですね。 それをじゃあ売主さんは「家族で検討します」って話になったんです。 さあ、そこからが問題でした。 売主さんは今まで不動産の売買というのはあまりしたことのない方でした。 依って、いろんな方に相談したんですね。 例えば、会社の番頭さんであるとか税理士さん。そして、ご家族、ご親戚。 すると、聞かれた皆さんは、その売主さんにいろんな意見を言う訳ですよ。 さっき言ったように税理士さんだったら「それは建物の評価が入ってないんじゃないの?」とかですね。 そして、別の親戚の方だったら「なにも今売らなくても」そして、別の親戚の人は「今、不景気の底なんだから、もうちょっと景気が良くなってから売ったらいいじゃないの。」なんてこと言うわけですよ。 ただ実際、私が不動産のプロとして冷静に判断した結果で今、この物件は今この買いに来ている状況で売ることはかなり好条件であることを非常に細かいぐらい説明する訳ですね。ただ、それでもその方はいろんな方に意見を伺いました。 結果としてどうしたかと言うと「売らない」という話になりました。私はですね、この話を聞いた時に「ああ、この人は非常に間違った選択をしたな」と思いました。 要するに、不動産のことを知らない人が不動産のことを知らない人に相談した意見を鵜呑みにしたわけですね。 例えば、皆さんがお腹が痛い。非常にお腹が痛くて、これは大きな病気なんじゃないかという時にお医者さんに行きますよね。お医者さんの意見聞きますよね。 それで治療始めます。それが正しいやり方なのに、お腹が痛いのに医者でもない家族とか親戚に「お腹痛いんだけど、どうしたらいいかな」「うん。それは正露丸飲んどけばいいと思うよ。」「寝てればいんじゃないの」ってことを言われて寝ていたら、実は盲腸が破裂してしまって死んでしまった。 極端な話、こういうことある訳ですね。 これを不動産に置き換えてもらえればすぐ分かる訳ですよ。 なんで専門家の言う通りにしないのだ。 勿論、「私に対する信頼がなかった」って言われたらそれだけかもしれません。 しかし、「あなたが意見を求めた人は一体誰なんですか?」ってことです。 要するに、皆さんがこれからマンションや家を売ろうとする時には必ず、親戚や税理士さん、銀行。そういった方々に意見を聞いて、それを鵜呑みにする前に、その方が不動産の専門家であるのか。 または、家を売ったり買ったりした経験がある方なのかをよく考えて下さい。 そして、然るべき相談する相手にちゃんと相談をして意見を聞いて動くことをしっかり知っておいてほしいんですよ。 これが分からなかったが為に先程、例に出しました芦屋の物件を持ってた方は1000万円以上の損失をしております。 是非、皆さんですねマンションを売る、不動産を売る時はですね私に限らずですけども専門家の方に相談して頂いて、正しい知識を得た上で正しい知識を持った人の意見を聞いた上で動くこと。 これ何度もしつこく言いますけども、これをしっかりと考えた上で売却の方を進めていって頂きたいと思います。


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