第282回 マンション売却都市伝説



第282回 マンション売却都市伝説

■ポッドキャスト(音声)で聞く⇒《音声再生ページ》 今日はですね『マンション売却における都市伝説』について話をしたいと思います。 今日お話する内容は、毎回話してるようなですね、実践的なノウハウではない訳ですね。 但し、私がたくさんの方の相談を受ける中である共通したことがあるんですね。 それと言うのはですね、マンションを売る方というのはいろんな方がいますよね。 当然いろんな理由があって売られる訳です。 ただその中で「いやー、ほんとにこのマンションなんか買わなきゃよかったよ。このマンションさえ買わなければ、今こんなしんどい思いして売らなくてよかったのに。」とかですね。 「田中さん、このマンションにはリフォームにこんだけかかったんですよ。ですから、凄くお金がかかってるのでなかなか売る時にですね値段を躊躇するんですねえ。」という方、こういった方がいる訳ですね。 で、かたや「いやー、今回このマンションを手放すことになったんですけども、ほんとこのマンションは気持ち良く住んでですね。良いマンションでした。田中さん、是非宜しくお願いします。」という方やですね。 「ほんとにこのマンションはですね気持ち良く住んだので次にはいい買主さんを見つけて欲しいんですよ。」というような方といるわけですね。 要するに、前者のようにマンションに対して不平不満、愚痴、若しくは未練が非常にある方。 そして、かたや後者のようにマンションに対しての感謝の気持ちと、もう手放すことに対してしっかりと心に決めている。 もう売る為にどうしようということをしっかり考えてる方がいる訳です。 そして、この前者、後者の方は実際にマンションを売りに出した時に感謝をもって売りに出してる後者の方の方が早くいい買主さんが見つかる傾向が強いです。 マンションは物件、即ち物です。 ですから、そこに感情という物はないはずなんですね。でも、しかし私がたくさんの方を見てくる中で共通していることは、マンションに対して感謝の気持ち。 そして、気持ち良く売ろうという気持ちの強ければ強いほど早く高く、いい買主さんが見つかるんです。実際にこういうことがあったんですね。 私のお客さんでも未練があってなかなか売れない。 「このマンション高い値段で買ったから」ってことで、なかなかこう気持ちに踏ん切りがつかない方がいました。 しかし、売らなくてはいけない訳なんですが、なかなかやっぱり売れなかったんですよ。 そして、ある時にもうこのまま持っていたら毎月の支払いがしんどいから貸すしかない。 売るしかない。どうにかしなくちゃいけないってことになってきた訳ですね。 じゃあ、その時に売主さんは「分かりました。もう未練を断ち切って、貸すようにでも売るようにでもどうにでもします。」ということを言って、結局リフォームをして貸すことになったんですよ。 で、そう決断しましてリフォームの見積もりをとって「さあ明後日工事入ろうか」と思った時になんと買主さんが現れたんですね。それも住宅ローンを使わず現金一括払い。 もう私もですね「えっ」って思いましたけども、一番驚かれたのは売主さんです。 気持ちを売ることにしっかりと切り替え「このマンションに住んで良かったなあ」という気持ちになった途端に買主さんが現れたんですね。 この話、不動産という無機質。即ち、物に対して気持ちが関係あるのかどうか。 売る時の売主さんの感情が関係あるのかどうかという話なんですね。 この話、信じるか信じないかはあなた次第です。


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