同じマンションに競合の売り物件がある場合



同じマンションに競合の売り物件がある場合

同じマンションに売り出し物件がある場合

売りに出している自分の部屋と同じマンションで売り出し物件がある。 こうしたことはよくあります。 「私の部屋よりも上の階が売りに出している。 でも上の階なのに安い。 私の部屋も安く売りに出さなくてはいけないのだろうか・・・・。」 そのようにお悩みを持つ方が多くいます。 「同じマンションで売り物件がある場合の適正価格」 これは非常に難しいのです。 これが新築のときであれば、分譲価格にその差があります。 例えば現在ご近所さんが売りに出している部屋が分譲当時3,000万円だった。 そして私が今から売ろうと思っている部屋は2,850万円だった。 5%ご近所さんの部屋のほうが高かった。 そのご近所さんの部屋が1,800万円で売りに出している。 よって自分の部屋は分譲当時の価格差(5%)からみて1,700万円 (1800万円×(100%-5%))から売りにだしたい。 これも間違った考え方ではありません。 しかし、「新築当時の価格差=中古価格の価格差」とならない場合があります。 ・内装のいたみ具合 ・売主さんの状況 これによって大きく違いがあるのです。 ではどのように価格を設定していけばいいのでしょうか? まず、できることは売却を依頼している不動産屋さんに競合物件の情報を得ましょう。 例えば「ちょっと高いんじゃないかな?」という物件がずーっと売れ残っているのであれば、内装の傷み具合に大きな差がなければ、その価格帯では売却が厳しいことが分かります。 特に同じ間取りや同じ向き、タイプであればなおさらです。 もし売り急いでないのであれば、同じ価格帯で様子を見る。 急いでいるのであれば値段を下げて売りに出しましょう。 競合物件があることは、厳しい状況でもある反面、競合よりも安い価格で売りに出すことができるのであれば、競合がいない状態よりも「比較して安い」という状況を作り出すことができるので、割安感が増します。 もし、住宅ローンの残りのこともあって高く売り出すしかない場合もあるでしょう。 そのときは「競合物件と比較して優れているところ」を物件チラシに入れてもらいましょう。 また、あなたがこの部屋を買う決め手となったことを思い出し、それもチラシにうたってもらいましょう。 「値段を下げて売りたいけど、大幅に下げるのは・・・」という場合であればリフォームする。しかしリフォームと言っても高額のリフォームは不要。 まずは壁紙だけでも張り替える。 これで雰囲気は変わります、またチラシにも「クロス張替え済み」とすればお徳感もアップ。ぜひお試しくださいね。 今回は同じマンションで競合物件がある場合の差別化の方法についてお話ししました。


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